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日付:2026年03月31日 (火) 16:04
新潟秘密基地物語 第一章:出会いと戸惑い 第10話『また来たいと思えた理由』
新潟秘密基地物語第一章:出会いと戸惑い
第10話
― また来たいと思えた理由 ―
どうして、私はここに戻ってきてしまうのだろう。
何度目かの帰り道、
ふとそんなことを考えた。
特別な約束があるわけじゃない。
恋人でもない。
日常が変わるわけでもない。
それでも、気づけばまた予約をしている。
「また来たい」
その気持ちだけが、確かにここへ向かわせる。
⸻
最初は、ただ疲れていただけだった。
誰かに癒されたかった。
それだけの理由で、この扉を開けた。
でも、回数を重ねるうちに、
その理由は少しずつ変わっていった。
彼の手の温もり。
安心できる声。
静かに流れる時間。
それらすべてが、
ただの“サービス”ではないと気づいたから。
⸻
その日も、いつものように扉を開ける。
「いらっしゃいませ」
変わらない声。
変わらない距離感。
でも、その“変わらなさ”が、
私にとっては何より安心できるものだった。
⸻
施術が始まると、
私は自然と目を閉じる。
無理に話さなくてもいい。
気を遣わなくてもいい。
ただ、そこにいるだけでいい時間。
それが、どれほど貴重なことか、
ここに来て初めて知った。
⸻
「最近、少し表情が柔らかくなりましたね」
彼がそう言った。
何気ない一言。
でも、その言葉が胸に深く響く。
ちゃんと見てくれている。
変化に気づいてくれている。
それだけで、人はこんなにも救われるのかと思った。
⸻
施術の途中、
私はふと口を開いた。
「ねえ、どうして…ここに来ると落ち着くんだろう」
少し照れながらの言葉。
彼はすぐに答えず、
ゆっくりと手を動かしながら、静かに言った。
「たぶん…無理しなくていいから、じゃないですか」
その言葉に、すべてが詰まっていた。
頑張らなくていい。
強がらなくていい。
誰かにならなくていい。
ここでは、“そのままの自分”でいられる。
⸻
施術が終わり、帰る準備をしながら、
私はようやくわかった。
「また来たい」と思う理由。
それは
癒されるからでも、
ドキドキするからでもない。
“自分に戻れるから”だ。
⸻
扉の前で、彼がいつものように言う。
「また、お待ちしています」
その言葉に、私は自然と頷いていた。
「うん、また来るね」
迷いはなかった。
⸻
外に出ると、夜の空気が少し冷たかった。
でも、不思議と心は温かい。
この場所がある限り、
私はまた前を向ける。
そして、疲れたときは、
またここに戻ってくればいい。
⸻
また来たいと思えた理由
それは、
誰かに必要とされることでも、
特別な関係でもなくていい。
ただ
“そのままの自分でいられる場所”があること。
新潟秘密基地。
そこは、
何度でも帰ってこれる、
私のための秘密の居場所。
次回予告:第11話『目が合うたびに』
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