10/16 22:45 UP!
#22「ご褒美の使い方」
「今日は仕事頑張ったから、
癒されたくて来ました」
その言葉を聞くたびに、セラピストとしての誇りが胸の奥で静かに膨らむ
最初はガチ整体で真面目に
教科書通りの圧で肩や腰
指先で筋肉の緊張を追いかけながら、
淡々と、冷静に
のはずだった
触れているうちに、
ふとした瞬間にスイッチが入る
この身体にもっと触れたい
癒すよりも、堕としたい
そんな衝動が静かに滲んで、
指先が、温度を増していく
呼吸が浅くなり、喉の奥から小さな声が漏れる
部屋の空気がゆっくりと甘く変わっていく
目が合うたび、そんな目で見つめられたら握った手を離せなくなる
それはまるで、静かな夜に溶けていくミルクティーのようで
施術が終わったあと、髪をかきあげ、
「癒されました」
そう言うその頬は、火照っていて…
ご褒美をもらったのは、たぶん僕の方
そんな夜を追い求めて、
今夜もお待ちしております
X
https://x.com/haruma_hk2?s=21
癒されたくて来ました」
その言葉を聞くたびに、セラピストとしての誇りが胸の奥で静かに膨らむ
最初はガチ整体で真面目に
教科書通りの圧で肩や腰
指先で筋肉の緊張を追いかけながら、
淡々と、冷静に
のはずだった
触れているうちに、
ふとした瞬間にスイッチが入る
この身体にもっと触れたい
癒すよりも、堕としたい
そんな衝動が静かに滲んで、
指先が、温度を増していく
呼吸が浅くなり、喉の奥から小さな声が漏れる
部屋の空気がゆっくりと甘く変わっていく
目が合うたび、そんな目で見つめられたら握った手を離せなくなる
それはまるで、静かな夜に溶けていくミルクティーのようで
施術が終わったあと、髪をかきあげ、
「癒されました」
そう言うその頬は、火照っていて…
ご褒美をもらったのは、たぶん僕の方
そんな夜を追い求めて、
今夜もお待ちしております
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