7/29 12:18 UP!
まだ味する

国宝感想文です️
つまるところ、男の生き様を覗き見してるような映画ですよ。劇中のセリフでもあったけど、こんな生き方は俺にはできない。
つまるところ、男の生き様を覗き見してるような映画ですよ。劇中のセリフでもあったけど、こんな生き方は俺にはできない。
よく言う映像美だとかはその通りなんだけど、そんなことどうでもよくなっちゃうくらい、もっと言えば歌舞伎そのものが舞台装置であるように思えるほど主人公の生き様に引き込まれちゃった。
作中において女性達は終始添え物として扱われ、男達の都合に巻き込まれるばかり。(原作だと女性達はもっと意思を持って動いてるんだけど)
でもそれは女のしたたかさや男であることの無意味さを認めたうえで作られた映画だと思ったよ。もちろん時代背景や芸事の世界における慣習もあるけど、ある程度の綺麗事は混じえつつも比較的誠実に描いているように見えた。
これは持論なんだけど、男って所詮まがい物だと思うの。男であることに意味なんかなくて、消耗品みたいなもので、遺伝子的に幅を持たせるためのオプションみたいなもので、実際Y染色体ってめっちゃ小さいしね。
空っぽだからこそ、意味を見出すために社会やら仕組みやらで権威を後付けしてるし、それは芸事の世界の男性主権も同じなのかなって。そこそこ偏った思想だから話半分で聞いてもらいたいんだけどさ!
本題に戻すと、男の空虚さを認めたうえで描いた、悪魔に魂を売ってまで成り上がる男のNO PAIN NO GAIN的な話だと思ったよ。もちろんそんな男が国の宝と呼ばれるグロさも感じたし、今作が苦手な人はもしかしたらこの辺の理由もあるんじゃないかな。知らんけど。
劇場で観てから二週間が経ったけどまだ味がするから大作って凄いや。頑張って三時間座ってた甲斐があったね。
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