施術中の「室温」の影響についてすこしだけ。
触れ方や間の取り方など、施術そのものの技術に目が向きやすいのですが、実際には空間の温度が人の感覚に与える影響もかなり大きいと感じています。

調べてみると、快適だとされる室温はだいたい25〜27度あたり。
副交感神経が優位になりやすく、心身ともにリラックスしやすい温度帯のようです。
このあたりをベースに環境を整えることで、身体が自然と「受け入れやすい状態」になる可能性があると考えています。

とはいえ、「快適であること」と「性感的な感度が高まること」は、必ずしもイコールではない気がする。
たとえば、ほんの少しひんやりしているとか、逆にぬるく感じるくらいの温度が、人によっては感覚のスイッチになることもあるかもしれません。

そういう微細な差が、感覚の深まりや緊張の質にどう影響するのか、、、
そのあたりは僕らの腕の見せ所になりそうですね

他にも照明や音、香りといった環境要素との組み合わせも、無視できないと思っています。
お客様にとっての施術時間がただの「サービス」ではなく、心から安心できる癒しの時間になるように、、、
そんな思いを胸に、環境づくりや細かな感覚の変化にも丁寧に向き合っています。
目に見えない心地よさの輪郭を、少しずつでも言葉と実践で捉えていけたらと思います。


しばさき