こんばんは。
東京秘密基地本店の
ひろおみです。

最近、ふと、
ひと息つける夜があって、
久しぶりに音楽を聴きました。
それまでは、待機中もずっと
“セラピストとしての活動”
に集中していて、
音楽を楽しむ余裕さえ、
正直ありませんでした。

施術以外にも、
女性の心に寄り添う
メッセージを書いたり、
誰かが傷つかないように、
そっと橋をかけたり。
この場所で働く人たちの安心が
守られるように、
言葉や時間を使ってきました。
気づけば、そういった
“目に見えない仕事”が、
日々のほとんどを
占めていたように思います。

EXILE ATSUSHIさんの
アコースティックジャム。
昔の曲をセルフカバーしていて――
あの頃のまっすぐな歌い方で、
ただ、真ん中から想いを届けていて。

技巧もテクニックもすごい人なのに、
あえて装飾をそぎ落とした
「まっすぐな声」が、
一番心に響いたんです。

最近は、ウィスパー気味だったり、
ゴスペル寄りに崩した表現が
多かった印象もあるけれど、
今回のセルフカバーでは、
昔の“まっすぐで強い発声”が
戻ってきていると感じました。

エッジの効いた高音や
自然なビブラート、
そして何より、詞に込めた想いを
真正面からぶつけてくるあの感じ――
あれこそが、“届く歌”なんだと
改めて思わせてくれて。

つまり、「上手い」よりも「届ける」。
ATSUSHIさんは、
そんな歌い方に戻ってきてる気がします。

歌も、施術も、きっと同じ。
何を学んできたかも
大事かもしれないけれど、
あなたを目の前にしたとき、
“あなたの心”に触れているかが
大事だと思うから。

僕は、あなたの心に耳を傾けて、
その想いの輪郭ごと、
そっと抱きしめるような存在でいたい。

話せないことがあってもいい。
ただ、静かにそばにいて、
まっすぐ、あなたに
触れられるような夜があったなら――
それは、僕にとっても幸せです。

＊ 広臣 - HIROOMI - ＊