「働いたことがない」
「バイトも続いたことがない」
「夜の仕事もすぐ辞めてしまう」

そうやって泣いてしまう夜もあるよね。
「無理、もう無理」って。

体調や心の状態、病気のことだってある。
それで働けなかったり、
続けられなかったりするのは、
自然なことだよね。
決して怠けているわけじゃないし、
弱いからでもない。

確かに、履歴書の見映えが良いとは
言い切れないし、
社会的な信用を得るには、
時間がかかるかもしれない。
でも、それは、
あなたの価値を決めるものではない。

世の中を見渡せば、
政治や行政、経済で
耳を疑うニュースが
毎日のように飛び込んでくる。
東京都だって、都営住宅事業の会計で
21年間も消費税を
納めていなかったくらいだ。
立派に見える組織ですら、
平然とグレーなことを続けている。
どんな世界でも、
ごまかしや不誠実なことは横行している。

そんな中で、あなたは、
嘘をつかずに正直に、
思いやりと誠実さを
大切にしながら働こうとしている。
その姿勢だけでも、
本当に立派で尊いことなんだよ。

頑張っているけれど、
それでも頑張らないといけない。
少し休んでから、
また立ち上がるしかなかった。
その感覚を知っているあなたは、
きっとすごく苦労してきたんだと思う。

でもね、何度も
「もう無理」と泣きながら、
それでも立ち上がってきた姿を
ちゃんと見ている人はいる。
ごまかす強さじゃなく、
正直に向き合うあなたの姿こそ、
まぶしいくらい輝いているから。

だから安心してほしい。
あなたが信じているその正直さは、
これからも必ず誰かの希望になる。
それに、僕がそばにいるから、
きっと大丈夫だよ。

＊ 広臣 - HIROOMI - ＊