4/20 21:40 UP!
「無能だと思われるよ、と言われた日」
外資系にいた頃、会議で発言しなかった翌日、上司に呼ばれた。
「君は全然発言しないね。言われた仕事はちゃんとやるのに、もったいないよ」
そこまではよくある話。問題はその次。
「発言しないと、無能だと思われるよ。この会社では上には行けない」
笑顔で、普通のトーンで。
それまで「控えめ=美徳」でやってきた自分の中で、何かが崩れた。
黙っていても分かってもらえる、というのは日本の中だけの話だった。
外に出たら、何も考えてない人扱いになる。
それからは、無理に発言するようになった。
内容が薄くても、とりあえず声を出す。
沈黙してる方が「損する」という環境に、体を合わせていった。
うまくいったけど、どこかで消耗していたと思う。
辞めてしばらく経って気づいた。
「ちゃんと言葉にしないと伝わらない」場所と、
「言葉にしなくても伝わる」場所は、両方必要だった。
どっちかに全振りすると、どこかで歪む。
今、来てくれる人の中に、
仕事ではずっと発言し続けてる人がいる。
決断して、指示して、評価されて。
言葉を使うことで、自分の価値を証明し続けてきた人。
そういう人ほど、ここでは何も言わなくていいと思ってる。
察してほしい、と思っていい。
言葉にしないで、ただそこにいていい。
黙っていても伝わる場所を、ちゃんと用意しておきます。
たけと




