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第4話 モロッコで覚えた、気を張っている人のサイン
モロッコのマラケシュ旧市街は、
一歩足を踏み入れた瞬間、空気が変わります。
人の距離が近くて、
声が大きくて、
エネルギーが強い。
路地を歩いていると、
あちこちから声をかけられて、
正直、少し圧を感じました。
モロッコの人たちは、
外から見るととても「強そう」に見えます。
自信があって、
自己主張もはっきりしていて、
迷いがなさそう。
でも、ある時、
観光客が少ない静かなカフェに入り、
人の少ない奥の席に座った瞬間、
その印象が一気に変わりました。
さっきまで声が大きかった人が、
急に静かになり、
肩がふっと落ちる。
表情が、驚くほど柔らかくなる。
その時に初めて、
「強そう」と「余裕がある」は
まったく別物なんだと気づきました。
強く振る舞っている人ほど、
ずっと気を張っていることがある。
女風の現場でも、
まったく同じことを感じます。
「大丈夫です」
「慣れてます」
そう言う人ほど、
実は一番緊張している。
だから僕は、
言葉より先に身体を見ます。
肩の高さ、
呼吸の浅さ、
手の冷たさ。
モロッコで見たあのギャップは、
強そうな人ほど、丁寧に扱う必要がある
という感覚を、
今も施術の中で支えています。
たけと
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