6/21 21:30 UP!
灯りの落とし方について
灯りは、ただ暗くすればいい、というものではありません。
暗すぎると、人は不安になります。明るすぎると、気が休まりません。その間の、ちょうどいい暗さを探すのに、ずいぶん試行錯誤しました。大事なのは、光の強さだけでなく、光がどこから来るか、です。
天井から全体を照らす光は、休む場所には向きません。低い位置から、間接的に届く光の方が、体を緩ませます。顔に直接当たらない光。影が、やわらかく残る光。そういう光を、いくつか組み合わせています。
灯りを落とすことは、見えにくくすることではありません。見られている感覚を、薄くすることです。低い灯りの中では、人は、自分が見られていないと感じられます。
灯りは、見るためではなく、見られないために、落とします。
たけと




